月別アーカイブ: 2016年8月

ゼロ・エネルギー・ハウス

住宅を取り巻く環境は、ここ数年で大きく変化してきています。

太陽光パネルやエネファーム設置による創エネ分野では、地中熱ヒートパイプシステムなどによる新機軸がCEMSなど街区全体での創エネへシフトしつつあります。

創エネは、利用するエネルギーの一部を発電することによって賄うのが基本的な考え方です。

さらに発電設備の場合は、余剰電力を販売して金額的な収支面でそれをサポートします。

それを一歩進めて、エネルギー収支自体をゼロに抑えるという「ゼロ・エネルギー・ハウス」も登場しています。

ゼロ・エネルギーハウスは、省エネ、創エネ、畜エネを組み合わせ、トータルでエネルギー負担をゼロにするものです。

カロリーベースでプラマイゼロを目指すものですが、金銭的に無負荷であるという印象を持たれる方が多いようです。

太陽光、風力、雨水などを溜めておき、必要に応じて利用する形態が多いようです。

雨水はタンクに、電力はバッテリーに蓄電しており、需要に応じて利用します。

新築であれば、自治体からの補助があることや、設計段階から組み込むことでコストを抑えることができますが、導入にはまだまだ多額の費用がかかります。

また、メンテナンスコストもかかります。

とくにバッテリーは劣化するものなので、それらの維持管理コストはかかります。

日々のエネルギー支出を抑えることの出来る、魅力的なゼロ・エネルギー・ハウスですが、まだまだ課題は多いようです。

住宅建築が増加中?

悪化著しい日本経済。

続々と発表される指標はどれも悲観したくなるようなものばかりです。

そんな中にあって、唯一住宅建設だけは伸びているらしいのです。

今年の5月などは前年同月比で10%に迫るというのですから、かなりの増加量です。

これは果たしてみんな景気が良くなって、どんどん家が売れているからなのでしょうか。

販売実績に関しては、大手は軒並み前年比で増加しているようです。

今年は、「ZEH」というキーワードがポイントになっています。

「ZEH」とはゼロ・エネルギー・ハウスの略です。

住宅エコポイントが過去にはありましたが現在では終了しています。

住宅エコポイントは、省エネ対応製品による増改築に補助金を出すというものでしたが、ZEHは住宅そのものの仕様を省エネ対応化させることを推進するものです。

そのため、ZEHにも補助金が出ますが未登記物件に限られます。

既存物件からZEHへの乗り換えは大手ほど展開しやすいものです。

宣伝広告費を多くかけられますし、生活にゆとりのある優良顧客が多いためです。

日本全体で見ると、住宅販売はそれほど増加していません。

年利0.4%台というかつてない低金利下にあってもです。

日銀によるマイナス金利政策の影響ですが、それを見越して供給過剰になっている可能性があります。