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マイナス金利の利点

アベノミクスとか言われて久しいですが、いまいちピンと来ていない方が多いのではないでしょうか。

自分もその1人ですが、それもそのはず。

その恩恵に浴しているのは、大企業や機関投資家など一握りだからでしょう。

ですがアベノミクスの政策の一つである景気対策については、直接的に恩恵を感じ取れるものもあります。

それが日銀によるマイナス金利政策です。

マイナス金利自体は一般の国民に対するものではないのですが、銀行を通じて各種ローン金利の低下として影響が現れています。

この7月29日にも日銀の政策決定会合が開かれ、マイナス金利の維持が決定されましたが、住宅ローン金利はさらに下がっています。

こうでもしないと日本全体の景気が良くならない、ということで、なんとなく守りに入ってしまいたくなる世相ですが、このような低金利は利用しないともったいないです。

ということで、ソフトバンクの孫さんは、ARMという英国企業を3.3兆円のうち1兆円を借り入れて買収しました。

これが金利4%時代であれば、1兆円は10年で1.48兆円にも膨らむため、年間の利払いが数百億円となりますが年利1%で借りることができれば、1.1兆円に留まります。

不動産投資において、宅のリノベーションなどを低金利で借りて行うチャンスでもあります。

思わぬ影響

日本の円は、世界のどこかで金融・経済・地政学的危機が起こると買われます。

日本が外交ベタなのか、日本がそれだけ安定しているということなのか、はたまたその両方か。

先進国は高度な技術を持つため、安価な材料を輸入し、製品を組み立てて材料費以上の価格で輸出することで生計を立てています。

自然と輸出の割合が高くなるため、自国通貨は安い方が貿易上有利とされます。

そしてこの7月も、大きな政治的危機が起きました。

英国がEUを離脱する、「ブレグジット」です。

その余波は、地球の真裏に位置する日本にもやってきました。

円が買われて円高になったのです。

英国の国民投票中は1ドル105円台で推移していましたが、開票が終わり、離脱派が過半数を占めた事がわかると一挙に5円も円高になり1ドル100円台となったのです。

円高は住宅ローンにも影響します。

この円高によって、銀行は相次いて金利を引き下げ、フラット35も年利1%を切る水準に。

これ以上はないと思っていた超低金利でしたが、それよりもまだ下がったわけです。

さすがに、住宅ローンでマイナス金利(借りれば借りるほど、借りた側が儲かる)は考えにくいですが、思わず期待してしまいますよね。